2016/12/14 21:30

【旅/ドライブ】YANASE presents

「この道、この旅。」~広島県・安芸灘とびしま海道 編

▲下蒲刈島の三ノ瀬、蘭島閣美術館前にて。総ヒノキ造りの同館は近年の建築だが、付近には江戸時代の日本家屋を移築/復元した資料館や博物館もあり、美しい町並みを形作っている。なお今回の試乗車はメルセデス・ベンツG350dで、車両本体価格は10,800,000 円。
Text:Naohide ICHIHARA (Editor in Chief) Photo:Daijiro KORI
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    Text:Naohide ICHIHARA (Editor in Chief) Photo:Daijiro KORI

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美しい国を、愛しいクルマで%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%88%e3%83%ab_2

FILE.06 広島県 安芸灘とびしま海道 編

 

全国のヤナセから試乗車を借り、おすすめドライブコースを紹介する本企画。今回スポットをあてるのは「街道」ではなく「海道」。瀬戸内海に浮かぶ5つの島を、7つの橋で結ぶ「安芸灘とびしま海道」だ。太古の昔から海上交通が盛んだった瀬戸内海は、まさに「海道」そのもの。そんな当時の面影を強く残す島々を、クルマでひとっ飛びしてみよう。

 

キャッチフレーズではなく、そこはまさに「海道」だった

 

▲広島県呉市の下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、愛媛県今治市の岡村島によって構成される観光エリアが「安芸灘とびしま海道」。よってルートのようなものは存在しないが、最短コースを辿るなら全行程は約30㎞。東には有名な「しまなみ海道」があるが、あちらはほとんどの橋が有料道路であるのに対し、こちらは安芸灘大橋だけ料金がかかるが、そのほかはすべて無料。だから海や島の風景をより身近に、ゆったりと楽しめるのだ。少し離れるが“小京都”竹原も見逃せないスポットである。

▲広島県呉市の下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、愛媛県今治市の岡村島によって構成される観光エリアが「安芸灘とびしま海道」。よってルートのようなものは存在しないが、最短コースを辿るなら全行程は約30㎞。東には有名な「しまなみ海道」があるが、あちらはほとんどの橋が有料道路であるのに対し、こちらは安芸灘大橋だけ料金がかかるが、そのほかはすべて無料。だから海や島の風景をより身近に、ゆったりと楽しめるのだ。少し離れるが“小京都”竹原も見逃せないスポットである。

 

その昔、日本の大動脈は山陽道であり瀬戸内海だったという。都のある畿内と、大陸との窓口であり防衛の拠点だった九州の太宰府を結ぶ、重要な陸路と海路だったからだ。

 

さて、今回はそんな瀬戸内海をクルマで旅してみよう、という試みだ。ヤナセ広島支店からメルセデス・ベンツGクラスを拝借、広島呉道路、国道185号線を進み、およそ1時間ほど走ればとびしま海道の拠点、安芸灘大橋にたどり着く。

 

通行料金を払って橋を駆け上がると、いままさに飛行機に乗って滑走路から飛び立つ時のような、あんな気持ちになってくる。これから別世界に行くという、大きな期待と少しの不安。海と島だけの景色に向かってクルマを走らせているのだから、どこか不思議な感覚もある。

 

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最初に上陸するのは下蒲刈島。ここの三之瀬には江戸時代「海駅」が設けられており、番所や本陣までが整えられていた。そして参勤交代をする西国大名はもちろん、大陸から瀬戸内海を通って大阪へ向かう、朝鮮通信使の一行もここに立ち寄った。一帯は当時の面影をよく残しつつ、現代的な洗練を加えて美しく整備されている。早速カメラを取り出して撮影したのが、最上段にあるメインカットだ。

 

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続く上蒲刈島では白砂が美しい「県民の浜」を見学。そこから隣の豊島へは長いトンネルを抜けて行くのだが、目の前が明るくなった途端、自分とクルマがいきなり絶景の真ん中に! これはトンネルの先がすぐ橋になっているから。穏やかな時間が流れる中、うれしいサプライズである。

 

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そして漁師町らしい豊浜町を安全運転で抜け、大崎下島へ。かつて風待ちや潮待ちの港として栄え、現在も江戸時代の町並みが大規模に残る御手洗に立ち寄る。この街には住居だけでなく、防波堤や灯籠、船宿、お茶屋といった施設がよい状態で保存されており、静かに中継貿易港の栄華を現代に伝えてくる。

 

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橋だけで行ける最後の島が岡村島。ここではナガタニ展望台へ。モダンな白亜の見晴台から眺める大パノラマは圧巻そのもので、遙か四国やしまなみ海道の橋々までが見渡せる。多島美ここに極まれり、である。

 

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▲岡村島のナガタニ展望台付近から、とびしま海道の島々を望む。周囲にはみかんの段々畑が連なり、道中も瀬戸内らしい景色を楽しめるのだが、山道は幅が狭く勾配もかなり急。大型車や運転に自信がない場合は海岸沿いの駐車場にクルマを駐め、遊歩道経由で。

 

瀬戸内海は朝鮮通信使だけでなく、遣隋使や遣唐使も通ったという。任務を終えた帰路、荒れる外洋から瀬戸内海にたどり着いた時には、きっとこの穏やかな海に癒されたことだろう。現代の荒波を少し忘れたくなったら、ぜひこの海道を訪れてみては。

 

安芸灘とびしま海道~旅の風景

 

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原爆ドームと平和記念公園を一望できる新名所「おりづるタワー」は2016年9月にオープンしたばかり。広島名物のかきもいよいよ本格シーズンに突入。広島に行くならいま!

 

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広島市街から呉まではクルマでおよそ30分ほど。そこにある海上自衛隊呉史料館には巨大な本物の潜水艦が! また市街を一望できる灰ヶ峰も必見のビュースポット。日中だけでなく、このように夜景も素晴らしい。

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2000年に完成した安芸灘大橋は、本土と下蒲刈島とを結ぶ、とびしま海道のスタート地点とも呼べる橋。全長1175mという巨大な吊り橋で、このようにどの角度から眺めてもその美しさと巨大さに圧倒される。通行料金は普通車1回720円。

 

▲全長543mの豊浜大橋はトラス構造。とびしま海道の島々は吊橋、トラス橋、斜張橋、アーチ橋などさまざまな構造の橋梁で結ばれており、それが島々の風景をよりバラエティに富んだものにしている。

 

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いままで通ってきた島々と橋を背景に、とびしま海道の最東端、岡村島を行く。ここまでくれば旅はもうそろそろ終わり。全行程はおよそ30kmで、先を急げばここまであっという間だが、そこかしこに瀬戸内らしい風景が広がっているのでついついクルマを停めて見入ってしまうこともしばしば。

 

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竹原は安芸灘大橋から1時間弱のところにある“安芸の小京都”。約500mも続く江戸時代の町並みは圧巻だ。その傍らにある山の上に立つ西方寺からは、竹原の町を一望できる。

 

今回試乗車をお借りしたお店

ヤナセ広島支店

(メルセデス・ベンツ広島祇園)

 〒731-0113 広島県広島市安佐南区西原6-19-17
℡ 082-874-2314

 

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ラグビー、陸上、バスケット……スタッフはアスリート揃い!

 

オープン50周年を迎えた同店には、学生時代スポーツに打ち込み、全国大会への出場経験があるスタッフが何人も! 写真左の阿座上優大(あざかみゆうだい)さんは、ラグビーの元全国選抜メンバー。右の新(あたらし)憲太郎さんは陸上。100 mで全国優勝した経験もあるそうだ。それぞれのポリシーは「とにかく動きは素早く!」「何でも粘り強く!」。まだ1年目と3年目というおふたりだが、きっとあなたのカーライフを力強く支えてくれるはずだ。

 

 

 

 

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Text:Naohide ICHIHARA (Editor in Chief) Photo:Daijiro KORI

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